ツボって何だろう?
ツボの役割
こんにちは。西村です。
私が仕事で使用する「ツボ」は目で見ることができません。目に見えないものを扱うことを仕事にしているのですから、あやしいと思われているかもしれませんね。
ツボは頭や顔、お腹・背中・手足など全身にあります。
ツボ自体に病気やけがを治す力(パワー)があるわけではないのです。
ツボには身体をいい状態にしようと働きかける役割があります。
ツボ1つ1つが違う役割を持っており、その人に適したツボを探すのは容易ではありません。それにツボはゴマ粒程度の小さいものも多くあり、ツボが数㎜ズレただけで効果も半減してしまいます。
ツボの効果
ツボにはそれぞれ効果や作用させる場所に違いがあります。
・炎症を鎮めるのに良いツボ
・痛みに効果が高いツボ
・神経痛に効果が高いツボ
・吐き気や便秘にいいツボ
・〇〇筋を緩めるツボ
など、1つ1つのツボにそれぞれ特徴があります。
当院では、“肩こりには〇〇のツボ“とお決まりのツボを使用したり、
”痛いところに鍼をする“というツボの取り方はしません。
ツボの特徴は大事にしますが、その人の辛い動きや症状のある場所に対応したツボを選んで施術しています。
症状の場所とはなれたツボを使う理由は
離れた場所のツボを使う理由は…?
マッサージを受けたことがある方は経験あるかと思いますが、痛みのある場所に刺激を加えただけでは、その場は気持ち良いかもしれませんが、すぐに元に戻ってしまいます。
なぜなら、原因がそこにないことが多いからです。
原因を探し、その原因を取り除くことで、痛みや不調の出にくい身体へ変えていきます。
この動画にあるように、ツボ同士は引っ張り合う関係でもあります。引っ張り合う力を鍼で調整することで身体の動きが回復し、痛みなどの不快な症状をなくすことができるのです。
(鍼灸師:西村)
鍼灸院めぐる 院長
2010年「鍼灸整骨院めぐる」を開業。同年、活法に出会い衝撃を受ける。2016年に根本的な施術を目指し保険での柔道整復施術を停止する。「鍼灸院めぐる」に改名。スタッフと2名で鍼灸専門として日々奮闘中。気ままなブログ「はりパパ日記」もたまに更新中。