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肩こりはなぜ慢性化するのか?

" 首・肩こり "

2018年3月29日

 肩こりの原因はたくさんある

西村です。

肩が凝っているという方は多いと思います。なかにはひどくなると頭痛やめまいを感じるという方もいるのではないかと思います。

 

なぜ、肩こりはなかなか治らないのでしょうか?

 

それは肩こりの原因が多岐にわたり、複雑だからです。では、肩こりの原因はどこにあるのでしょうか。

ケース1:デスクワーク

パソコンなど、指を使う動作による腕の疲れや、長時間の座り姿勢による臀部や足の圧迫が原因として多いです。施術としては、腕の疲れを取り除き、臀部を緩めます。

ケース2:腕をよく使う

 

美容師さんや学校の先生、調理師さんなど、指先や腕を使う方は腕の疲れが原因となっている場合があります。

 

腕をよく使う方の場合、腕の疲れを取る施術が必要なことも多くあります。

 ケース3:他の部位がずっと痛かったが、最近肩こりもひどくなってきた

身体は全身繋がっているため、どこかの部分に痛みなどの不具合が起こると、他の部位でかばおうとします。そのため、他の部位にも痛みが出てきてしまうのです。

 

このケースでは、もともと痛みがあった場所へのアプローチも欠かせないポイントです。

 ケース4:外傷後の肩こり

交通事故や転倒、どこかをぶつけたりして、肩以外のところを打ったとしても、そこが原因となり肩こりが起こる場合があります。特にそういったことがきっかけで肩こりを感じるようになったりした場合は、外傷の影響があるかもしれません。

 

その場合、当時の様子を思い出せる範囲で教えていただき、外傷部位やその時に痛みが出ていた場所へもアプローチしていきます。

ケース5:胃腸の調子がよくない

胃腸の調子など、内臓の調子は肩と深い関係があります。胃の調子が悪い、便秘や下痢があるなど、不調がある場合はお腹の触診を行います。

 

また、「血液検査や内視鏡検査など病院での検査では特に異常はない」「胃腸の調子も良い」というような方でも、内臓自体の不調ではなく、お腹の表面の硬さを見ていますので、お腹に原因があることもあります。

 

特に、長年肩こりがあるという方はお腹の調子を整える必要があります。

ケース6:月経との関わり

女性の方では、子宮環境も大きく肩こりに影響します。特に、月経周期に関わって肩こりや頭痛がひどくなるという方や月経時に不調がある方は子宮環境を整えることが必須です。

 早めの対処が必要

原因となるものは、これでもほんの一部にすぎません。

 

このように、原因は肩にあるとは限らず、むしろ肩以外にある場合がほとんどです。

 

マッサージに行くとその時は気持ちいいが、すぐに戻ってしまうのはそのためです。また、長年肩こりを感じている方は、いろいろな原因が混ざり合って肩こりが起こっている場合がほとんどです。

 

そのため、施術後、肩の軽さはあっても、元に戻りやすく、根本的な原因となっている場所を探すのも難しくなってしまいます。

 

肩こりは悪化すると、頭痛やめまい、顎関節症、手のしびれ・痛み、耳や目など顔面の症状など、様々な症状の原因となります。

 

ただの肩こりと放っておくのではなく、早めの対処で原因を取り除いておくことで、慢性化を防げる可能性は十分にあると思います。

この記事を書いた人

鍼灸院めぐる(鍼灸師)

めぐるで整動鍼と出会い、鍼には大きな可能性があると感じています。初めての方でも安心して施術を受けられ、来院された方が笑顔になれる院にしていきたいです。

 

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