お腹の調子が良くなったことで肩こりも軽くなった症例
下痢、軟便と肩こり
こんにちは。西村です。
私が担当した40代女性のAさん。お腹の調子を整える大切さを再確認させられた一例となったので紹介します。肩こりで悩んでいる方のヒントになればうれしいです。
来院までのいきさつ
20代よりお腹が緩くなることが多く、吐き気もひどかったようです。
当時は病院に通院されていたそうですが、しばらくお薬を飲んでもあまり変化は感じなかったので、次第に行かなくなり我慢して過ごすようになりました。
30代以降は軟便ではあるものの、吐き気も治まり、落ち着いていることが多かったそうです。
しかし、3ヶ月前より、朝の出勤前と昼食後に下痢や軟便が出るようになり、ひどい日には腹痛と張りも感じるようになっていきました。
また、肩こりは慢性的にあり、最近は目の疲れも感じるようになったとのことです。
おしりと足のツボへ鍼施術
下痢や軟便に対しての鍼施術は、お腹を軽く触れて弾力や硬さを確認します。
弾力が正常ではない部分を把握し、その部分に変化を及ぼすツボを決めていきます。
ツボは毎回同じではなく、その日のお腹の状態に合わせて変えていきます。
Aさんには、足とおしりのツボを中心に使いました。
すると、2診目、3診目と回を重ねるごとにトイレに行く回数も減少し、足の冷えもなくなりポカポカする感じがずっと続くようになったとのことでした。
さらに、首の後ろや肩のこり感も減り、目の疲れも一緒に軽減していきました。
全5回の施術で、今まで控えていたパンや麺類などの小麦粉を使った料理やコーヒーを飲んでも、食後に下痢をすることがなくなりました。
体のだるさも今までとは明らかに違って楽になっていると喜ばれていました。
まとめ
Aさんのように、ある原因によって様々な部分に症状がでている場合、1つ1つの症状に必ずしも対処する必要はありません。
原因のみに対処することで主訴以外の不調も同時に回復することがあります。
肩こりの原因は様々です。
お腹の調子、おしりや腰の硬さ、腕や足の疲れなど。
当院では一人一人の発症状況や生活習慣から原因を探し、それぞれに適した施術を行っています。
Aさんの症例はこちら(症例05「出勤前の下痢」)
鍼灸院めぐる(鍼灸師)
めぐるで整動鍼と出会い、鍼には大きな可能性があると感じています。初めての方でも安心して施術を受けられ、来院された方が笑顔になれる院にしていきたいです。