突発性難聴・耳鳴
このようなお悩みや症状に
耳の奥につまり感がある(閉塞感)
ステロイドの点滴だけで治るのか心配
高圧酸素療法を行っても効果がない
ストレスを感じると耳鳴りが強くなる
声や物音が響くように聞こえる
めまいがする
突発性難聴・耳鳴の原因
突発性難聴の原因としては、ストレス説、ウイルス感染説、内耳循環障害説などが挙げられていますが、明確な原因がわかっていないとされています。
「原因がわからない」難聴の症状があった場合、突発性難聴と診断されます。
人は音や声を聞くとき、外耳から中耳、内耳へと空気の振動として伝え、脳で音に変換されます。この過程において、信号が内耳で遮断され、音の変換ができないものを「感音性難聴」といいます。突発性難聴は感音性難聴の一種です。
予想される原因のうち最も有力なのは「内耳循環障害(血行不良)」です。内耳に入る音を脳に伝える細胞は、血液が運んでくれる酸素や栄養素をエネルギー源とします。血流が低下し栄養素が十分に届かないと仮死状態になってしまいます。すると、音を脳に伝えることができず、聞こえなくなるのです。
鍼治療が有効な理由
鍼治療は、血流の改善を得意としています。
「血流を改善させる薬」と鍼治療による血流の改善には違いがあります。血管拡張薬や循環改善薬、高圧酸素療法は全身の血流改善を対象としているため、耳周囲にまで必要な血液が行き届いている保障はありません。
鍼治療では、ツボの作用を利用することで耳周囲の血流を集中的に改善させることができます。これは他の療法では得ることのできない血流改善効果と言えます。鍼治療が特別な理由はこの点にあります。
突発性難聴の人に共通する特徴
突発性難聴になっている人の身体には共通する特徴があります。それは、首のコリが強いことです。
さらに、首のコリは顎関節の動きに影響しています。耳と顎関節は隣接しているため、耳の症状の改善に顎関節は無視できません。
病院に行けば、耳は耳鼻科、顎は歯科や口腔外科、首や肩のこりは整形外科と別々に対処されてしまうことも突発性難聴の改善が難しい理由の一つにあると考えます。
当院では、首のコリと顎関節を同時に調整することで内耳の血流改善を集中的に目指すことができます。
鍼灸院めぐるの鍼治療が特別な理由
当院では、突発性難聴の改善に関わる「内耳の血流を集中的に促す」ための鍼灸治療を検討してきました。当院がどのような工夫をしているのか、また他院の鍼治療となにが違うのか説明します。
1.耳の周りに鍼をしない
耳の奥の血流を良くする鍼と聞いて、どこに鍼をするとイメージしますか?耳そのものや耳のすぐ近くへ鍼をすると想像するかもしれません。
実際にそのような方法で治療している鍼灸院も多くあります。しかし、耳の近くにあるツボに鍼をしても耳の奥に影響を及ぼすことはありません。(耳の奥まで直接届くような鍼の方法は危険です)
耳の周囲のツボにこだわらず、効果が耳の奥に届くツボを研究しています。耳の周囲のツボでは得られない効果を求めています。
2.顎関節の調整
耳と隣接している顎関節に注目しています。顎を緩めることは内耳の血流を促すための重要な要素です。病院では対応されない部分でもあります。顎関節に関わる筋肉は全身にあるため、全身の骨格バランスを整える視点も必要となります。
3.少ない鍼の本数
一回の治療で使う鍼の本数は、5本前後です。他の鍼灸院と比べても少ない本数になります。ピンポイントで耳の奥の血流を促すためです。また、関係のない部分に影響が分散しないことを考えると少ない本数のほうがより効果を高めると考えます。
持参していただくもの
・聴力検査の結果(オージオグラム)
・お薬の内容がわかるもの(おくすり手帳)
通院について(通院ペースは1週間に2~3回)
突発性難聴とそれに伴う耳鳴りでは、週に2~3回の治療が必要です。
・3回~5回の鍼治療で、耳周辺の症状の変化を感じることができれば良くなる兆しです。継続することで改善の可能性が見込めます。
聴力が落ちるときは一瞬ですが、回復には時間がかかります。ゆっくり回復することをあらかじめ知っておくと、焦ることもありません。また、聴力が回復した後に耳鳴が残る場合があります。耳鳴に対しても焦らず治療していきましょう。
早く治療をはじめることが重要です
突発性難聴は発症してから時間が経つと、聴力の回復する確率が下がっていきます。当院でも、発症から早いほど高い成果が得られています。
病院でステロイド治療を行ったが効果がみられないので鍼灸院へ、というパターンが多いのですが当院では病院での治療と並行することも可能ですので、お早めにご相談ください。
突発性難聴と耳鳴で使うツボ
一般的には耳周囲のツボを使うことが多いのですが、当院では手足のツボを使って耳の奥に効果を及ぼす方法で鍼を行います。また、背中や腰のツボを使うこともあります。検証を重ねた結果、現在の方法に至りました。
ツボを絞り込み、鍼の本数を最小限にすることで、耳の奥の血流を回復させる働きに集中できます。
施術料金
初回 6,500円(税込)(初検料 1,500円 施術料 5,000円)
あなたの今の状況を細かくカウンセリングさせていただき、原因を特定するために身体の動きなどを細かく検査します。そのために初回のみ初検料を頂いております。
2回目以降 5,000円(税込)
実際に良くなるのか
すべての方を完治させることはできません。実際の成果としては、完治する例、50%程度回復する例、若干回復する例など様々です。それらは、患者様の条件(症状の程度、発症してからの日数、通院回数)にもよります。良い結果を目指していますが残念な結果になることもあります。
当院の技術は耳鼻科領域にも役立つことが、ここ数年の技術向上と検証で確認できるようになりました。可能性は早めに鍼灸治療を始めるほど広がります。落ち着いて検討し心が決まりましたら、一日でも早くご連絡ください。