基準は「痛み」より「動き」
西村です。
当院では患者様に「来た時よりも動きやすい身体になって帰っていただくこと」を目標にしています。
なぜなら、動きやすい身体になっているということは、痛みの量や質が減少していると考えているからです。
関節のつまりや、筋肉の緊張が解けることは、痛みが減少することにつながると同時に動きの改善にも直結します。
ただ、「痛み」は主観であって患者様がどう感じるかにゆだねることになります。客観的に判断できない要素です。
その点、「動き」は患者様本人も術者も施術による変化を客観的に確認できます。
改善の基準を「痛み」だけにしてしまうと、程度が減っていても「まだ痛い」という答えになるケースがあります。たとえ動きの改善がみられても、それに気づかないことがあります。
上のイラストのように、痛みの変化をどうとらえるかは個人差があります。
しかし、動きを基準として意識を向けることで、
「ここまでくると痛みはあるけど、さっきよりも動く範囲は広がった。」
と動きの変化にも気づいてくれるようになります。
当院では「なんとなく施術を終える」のではなく、「ここが変わった」と実感していただくということも大切にして施術をしています。
この記事を書いた人
鍼灸院めぐる 院長
2010年「鍼灸整骨院めぐる」を開業。同年、活法に出会い衝撃を受ける。2016年に根本的な施術を目指し保険での柔道整復施術を停止する。「鍼灸院めぐる」に改名。スタッフと2名で鍼灸専門として日々奮闘中。気ままなブログ「はりパパ日記」もたまに更新中。