背中、わき腹の痛み
症例2 背中、わき腹の痛み
来院者
50代 女性 愛媛県/松山市
来院
2017年12月
症状
10ヶ月前にバレーボール中に人と接触した後から背中の痛みを感じるようになる。徐々に胸のほうへ痛みが広がってきたので、麻酔科を受診し硬膜外ブロック注射を受ける。背中のコリ感は減ったが痛みや違和感に変化はない。
朝方や気温の低い日にはジンジンするような痛みとコリを感じるようになった。鍼灸の経験もあったため、鍼灸治療で検索し当院を受診した。
経過
右の背部と季肋部の筋肉に抵抗感と硬さを確認できた。背部から胸部にかけてはジンジンとしたしびれも伴っていたことから肋間神経痛と思われた。
背部のコリに対応した足のツボ、腰や臀部のツボに鍼を行い、背部の緊張を緩めた。
2回目には背部のコリ感、痺れが軽減していた。季肋部の張り感が残っていたため、手足のツボに鍼を行なってお腹のかたさを緩めた。
2回の施術で背中のしびれ、痛みがほとんど消失したため終了とした。
※結果には個人差があり、
使用したツボ
しゅう労R 足三里R 合谷LR 精霊R T12(1)R
まとめ
発症からの10ヶ月以上経過し、背中の張りには顕著な左右差があった。また第2、第3の新たなコリを生んでおり背中だけではなく腰や臀部の緊張も併せて施術をおこなった。
症状のある部分だけでなく全身のバランスを整えるツボ選びが早期の回復に繋がった。
※結果には個人差があり、
症例1
来院者
43歳 女性 主婦 松山市在住
来院
2016年5月
症状
1週間前から右の胸の横、わき腹に刺すような痛みが断続的にある。特に思い当たるようなはっきりとした原因は見当たらない。肩のこりや背中の痛みもある。4月は多忙だったので疲れがたまっているのかもしれない。
わき腹はツンと突かれる、刺されるような痛み。病院では痛み止めを処方され服用中。服用すると7時間くらいは痛みが和らいでいるが、時に痛みもある。
施術内容と経過
痛みの種類や場所から「肋間神経痛」と見立てました。帯状疱疹や骨折などの既往もないことから、筋肉のアンバランスから生じる神経の絞扼(神経が筋肉や骨に挟まれること)と判断しました。
首、肩こりは慢性的に感じていることから、まずは肩こりの調整を整体術で行いました。
次に背骨の際にある脊柱起立筋を左右で比較したところ、胸椎8、9番(右)の傍らに明らかな張りが見つかりました。
右膝のツボに鍼をし、胸椎8番、9番(右)際の張りが少なくなったことを確認し、初回は終了しました。
5日後の2診目では、初回後2日は痛み止めを使ったが今日までの3日間は痛み止めを服用しなくても痛みがないとのこと。前回同様の施術を行い終了とした。
※結果には個人差があり、
使用した主なツボ・整体
活法:胸椎の透し
鍼:陽関(R)曲泉(R)