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膝痛

膝

 ※解説イラストは裸モデルを使用していますが、実際は患者着を着用します。
症例3 膝の前面が痛い
来院者

60代 女性 伊予郡砥部町

来院

2018年3月

症状

20年前バレーボールで一度膝を痛めたことがあるが、自然に痛みも治まった。多少違和感はあるが痛みもなく過ごせていた。

 

半年前に、新しい靴に変えて膝の痛みが出てくるようになった。現在は以前の靴に戻している。5日前に、急に左の痛みがひどくなり、3日前は眠れないほど痛かった。

 

 

膝を曲げる動き、イスに座って足をたらしている時に痛みがある。

 

親戚に鍼灸師がいて、昔鍼をしてもらって良かった印象があり、鍼灸院を検索して当院に来院した。

 
経過

おしりの硬さをみたところ、左に硬さがあった。膝の動きと関わるお尻のツボに鍼を行った。また、膝の裏にも硬さがあり、腰との連動に問題があると判断し腰のツボへ鍼をする。すると、来た時と違う感じがあるとのこと。

 

痛みを感じる部位は膝の前面が多い。前面の痛みと関連する太もも裏側のツボに鍼をすると、膝を曲げる動作では痛みがほとんどなくなった。ベッドに腰掛けている時の痛みも軽減が見られたため初回は終了した。

 

同様の施術を行い、4回目の施術時には痛みはほとんど気にならないほどに回復したため終了とした。

使用したツボ

膝根L、L3(2)L、内眼裏L、外眼裏L

まとめ

膝の痛みの原因は膝の裏側の硬さであった。回数を重ねるごとに膝裏の硬さが緩んでいき、痛みが低下していった。

 

痛みのある場所に目を向けてしまいがちだが、痛みのある場所に原因があることは少ない。原因を取り除くことで、痛みがでない生活を取り戻すことができる。

症例2 右膝痛
来院者

30代 女性 主婦 松山市在住

来院

2012年4月

症状

膝立ちの状態で3歳の子供をだっこした際に痛みを感じた。その後、屈曲時に痛むようになる。歩行やジョギングでは痛みはない。

 

普段からジョギングなどの運動は頻繁に行っていて、腰痛や股関節痛も慢性的に感じている。膝は屈曲時の痛みもあるので、ジョギングのフォームが崩れていないか不安がある。

 

姿勢をキレイにしてジョギングができるようになりたいと思い、来院した。

施術内容と経過

膝の痛む部位は前面(膝のお皿)で、徒手検査では内外側の靭帯に問題はなかった。大腿部前面の張りが左に比べ顕著であったため、大腿四頭筋の異常が膝痛につながっていると判断した。

 

また、腰や骨盤は下肢運動の土台となるため、腰まわりの動きの調整も加える必要がある。初診では、大腿四頭筋の緊張を緩める整体、腸脛靭帯の調整、梨状筋の調整、骨盤の動きを出す調整を行った。

 

5日後(2回目)来院、腰や太ももの張り感はなくなったが、膝の痛みはまだある。前回の施術内容に、膝窩筋の調整を加えた。5日後(3回目)、膝の痛みも軽減してきた。腰回りの施術を加えたことで下肢の連動性も回復したと考えられる。4診で終了とした。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

jintaizu.ai

 

効果のみられた施術・ツボ

大腿四頭筋の調整  梨状筋の調整  骨盤回し

 

症例1 右膝痛
来院者

70代 女性 松山市在住

来院

2011年6月

症状

2ヶ月前から徐々に右膝が痛くなり、1ヶ月前に整形外科を受診する。〈半月板損傷〉と診断され、3週間入院した。入院中のリハビリは温熱、電気の治療にヒアルロン酸の注射を行った。退院するも痛みが強いため、当院を受診した。

施術内容と経過

初診時の状態は、膝周囲は腫れ、熱感もあり炎症が収まっていない状態であった。退院後も朝と晩には鎮痛剤を服用している。歩行時の痛み、動き始めや屈伸での痛みなどみられる。

 

変形性膝関節症だと考え、一番痛みのある関節裂隙部(内側)などへ灸を行った。患側の腰と太もも(大腿四頭筋)にも張りがみられたため鍼灸の施術を行った。3診後に著しい消炎、鎮痛がみられたため施術は終了し、自宅での灸を指示した。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

膝症例2
効果のみられたツボ

右曲泉 右足三里 右梁丘 右血海  (いずれも灸)

症例3 右膝痛
来院者

60代 女性 松山市在住

来院

2015年7月

症状

右膝の痛みに加えて、坐骨神経痛の症状もあり歩行困難な状態で来院。右膝の痛みは数年前に発症し、良くなったり悪くなったりを繰り返していた。今回は地元の行事で動きすぎたことが引き金となり、膝の痛みと臀部から下腿にかけての痛みを再発した。

施術内容と経過

右臀部から下腿にかけての症状に対しては、整体術で梨状筋の調整、坐骨の調整を行った。膝の痛みは内側の関節裂隙部にあり、内側半月板の損傷が疑われた。整体術では腰椎、骨盤の動きを調整した後、ハムストリングの調整を行った。鍼灸では大腿部、下腿部へお灸を行った。

 

初診時の施術後は歩行できるまでに回復した。2診目(3日後)、坐骨神経痛は大幅に改善したため、膝関節の施術を行った。膝の腫れも半分に減り、歩行時の負担も少ないとのこと。

 

施術は同様に行い、膝関節の動きを良くする目的でハムストリングへの鍼も加えた。4診を終えたところで、痛みも落ち着いてきたので同様の施術を週に1回定期的に行っている。

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

膝 症例3
効果のみられた施術・ツボ

梨状筋の導引  膝の中心づくり    血海、 三陰交、 環跳

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