首を絞めつけられるような重たさを伴う頭痛
症状
肩こりは幼少期からあり、20歳ころより頭痛がある。市販薬で対処してきたが、ここ1年ひどくなり市販薬では効かなくなった。脳外科、頭痛外来を受診し「片頭痛」「緊張型頭痛」「薬物乱用性頭痛」と診断される。 1年の内服で徐々に落ち着いているが、肩こりは変わらない。最近は頭がボーっとしたり、目が見えにくいこともある。内服薬の量も減らしたいと思っていたところ、当院に通院していた友人から話を聞き来院した。
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来院者
女性
30 代
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期間
2017年7月 ~ 2017年10月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
8回
施術と経過
首と肩のこりが強く、首の動きも悪くなっている。こりが原因で頭痛を誘発していることに加え、薬の種類が多くなっていることも頭痛を引き起こしやすい要因と考えた。 首のこりを緩めるために、手足のツボに鍼を行った。また、首の動きを良くするために手のツボへ鍼を行った。2回目以降も同様の施術を行い、徐々にこり感も減った。 3回目からは首肩こりも軽くなってきたので、頭痛の薬を少しずつ減らしていった。5回目には薬の量を半分に減らし、8回目にはすべての服用を止めた。その間は頭痛もなく過ごせている。
使用したツボ
まとめ
左首すじの張りを緩める施術で、こり感だけでなく左側の頭痛の頻度も少なくなった。首の左側にあるこりが頭痛の原因だと推測し、手足や背中のツボで首のこりに対する施術を続けた。 首のこりや頭痛の頻度が少なくなったころに薬の量も徐々に減らすことができ、全く服用せずに過ごせるようになった。痛みの軽減だけでなく、体も動きやすくなり家事の途中で休憩しなくてもよくなったと喜ばれていたことが印象的だった。
担当スタッフ